転職活動をする上で、正しく企業の情報を集めることは非常に大切です。
人によっては、学生時代の先輩や友人から話を聞くこともあれば、社員による口コミサイトを閲覧する方もいると思います。
しかし多くの方は、まず企業の採用ページや他媒体に掲載している求人情報を活用するのではないでしょうか。
企業が自社の採用募集を行う際に、
募集する職種の名称やその職務内容、職務内容を遂行するために
必要な要件、勤務地や休日休暇、待遇条件などを記載した書式の情報。
またはインターネットの転職サイトや求人情報誌などで記載されている
企業の採用募集に関する情報全体の事を指す。コトバンクより引用
そんな求人情報を眺めていると、私たち転職者の心を巧みに掴もうとする魅力的なフレーズに度々出会います。
中には過剰に飾り立てられた「鵜吞みにしてはならないフレーズ」というものも存在し、注意が必要です。
本記事では、私が実際に転職活動を行う中で、これは気を付けたほうが良いと思ったフレーズをいくつか紹介します。
入社した後に「思っていたのと全然違った!」なんてことにならないように求人情報は慎重に確認しましょう。
1、○○営業
ソリューション営業、コンサルティング営業、企画営業、提案営業・・・
やたらとかっこいい修飾語がついていますが、仕事内容は
「お客さんに自社の商品やサービスを売る」要するに営業です。
近年の営業スタイルは、お客さんからのニーズに基づき解決策を受動的に提示するスタイルから、お客さんのニーズを掘り起こし能動的に解決策を提示するスタイルに変化してきています。
あくまでも方法が変わってきたという話であり、営業をしたくない方は絶対に受けてはだめです。
注意!
2、週休2日制
“完全”週休2日制と違い、隔週で土曜日出勤の可能性があります。
また、完全週休2日制でも、曜日指定がされていない場合もあるため、「土日祝日は絶対休みたい!」という方は気を付けて下さい!
完全週休2日制と週休2日制。言葉は似ていますが、実は全く違う制度です
まず、「週休2日制」は“1ヶ月の間に週2日の休みがある週が1度以上ある”ことです。必ず週2回の休みがあるというわけではなく、残りの週の休みは週1日というケースもあるので注意が必要です。
一方、「完全週休2日制」は毎週必ず2日間の休みがある制度を指します。ただし、休みである2日間が土日とは限りません。求人情報欄に「完全週休2日制・土日祝休み」などのように休日の曜日や祝日について明記されていない場合は面接の際などに確認したほうがよいでしょう。
キャリア転職サイト typeより引用
3、年間休日105日
これは完全に僕の感覚ですが、120日未満であれば休日数としては少なめです。
厚生労働省:平成30年就労条件総合調査によると、労働者1人当たりの年間休日総数平均(平成29年調査)は113.7日です。
補足ですが、2019年であれば、土日を合計すると104日。さらに国民の祝日15日を加えると119日とのことです。(出典:Raorsh)
せっかく転職するのですから、土日祝日は確実に休みたいですよね。
4、年俸制(※月50時間の裁量労働手当を含む)
年棒制は、年単位で賃金を決める制度であり、成果主義で評価される制度です。成果主義とは、業務プロセスではなく、業績や自分の成果で報酬が決まる制度です。
年俸制では初めから月あたりの残業代が組み込まれている裁量労働制を採用している場合が多く、基本的には残業時間に関わらず月当たりにもらえる給料は一定です。(深夜手当等は別途支給)
口コミサイト等で、残業時間を確認して、単位時間当たりの給料を算出してみてもよいかもしれませんね。
5、部署による
学生時代の会社説明会でも採用担当者にこの回答で何度はぐらされたことか…
特に残業時間や勤務地、働き方、職場の雰囲気、有給消化率などについて、あたかも会社全体がそうであるかのような求人情報を見かけたら、部署により大きく異なる場合があるので、よく確認しましょう。
6、正社員のチャンスも!
条件がやたら良くて、やってることも面白そうだと思ったら
契約社員の求人だったなんてこともあります。
まとめ
見たことのあるフレーズはありましたか。
気になったことは、一度転職エージェントを通じて確認するか、直接面接の際に聞いてしまうのが、入社後のギャップを極力減らすコツです!
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