転職活動を行うにあたって最初の関門となるのは職務経歴書です。
仕事の合間を縫って書くのは正直めんどくさいですよね。
私も最初は何から手を付けて良いか分かりませんでした。
本記事では、そんな職務経歴書の書き方をご紹介したいと思います!
職務経歴書は、基本的には新卒一括採用のエントリーシート(以下、ES)と同じく2STEPで、記入することができます。
STEP1:志望動機を書く
志望動機では①なぜ転職をしたいのか、②なぜこの会社に就職したいのかの2つに答える必要があります。
①なぜ転職をしたいのか
学生の就職活動では、なぜこの会社に就職したいのかを問われることはあっても、なぜ就職したいのかまで問われることはないと思いますが、転職活動においてはそもそもなぜ転職したいのかを問われます。ここが職務経歴書とESとの違いです。
ステップ1では、まず、自分が転職したいと思った理由を書き出しましょう。
ポイントは今の会社の現状否定です。
僕の場合は、以下の5点でした。
- (今のままでは)つぶしの効くスキルが身につかない
- (今のままでは)ネームバリューはあるが、給料が満足行かない
- (今のままでは)旧態依然とした社風が合わない
- (今のままでは)仕事がつまらない
- (今のままでは)評価基準が曖昧、謎の昇進試験(に納得いかない)
ネガティブな理由ばかりです笑
しかしこれを言い換えれば、本当に自分がしたい仕事や働きたい会社の特徴が浮かび上がってきます。
- つぶしの効くスキルが身につかない
→どこに行っても通用するスキルを身に着けられる - ネームバリューはあるが、給料が満足行かない
→ネームバリューよりも、仕事に見合った給料が欲しい - 旧態依然とした社風が合わない
→新しい考えを持っている - 仕事がつまらない
→きつくてもやっていて充実感のやる仕事がしたい - 評価基準が曖昧、謎の昇進試験
→分かりやすい昇進制度を持った会社、適切に実力を評価してくれる会社
⇒だから現状を変えたいと思って転職を決意した!
いかがでしょう。
②なぜこの会社に就職したいのか
あとは上記の特徴(赤字)と希望する会社がどの点で一致しているかを説明すれば、②なぜこの会社に就職したいのかに対する答えとしては十分です。
以上で、志望動機は完成です。
STEP2:アピールポイントを書く
これまでのキャリアの棚卸を行い、自分がどのような場面で成果をあげたのか、を具体的なエピソードを用いて説明します。新卒就活でいうところの「学生時代頑張ったこと」と同じですね。
ただし転職活動の場合は、数字を用いて定量的に成果を説明することが、よりシビアに求められました。例えば、
- 営業で●●円の売り上げを達成、全社で年間1位を取り続けた
- 業務改善への取り組みによって年間●●円の削減に成功した
とかです。
また、アピールポイント自体が、行きたい会社とリンクしていることも重要だと思います。
例えば、同じ営業であれば、その経験は業種が変わっても生かせます。
私のように営業からコンサルといった、別の職種にチャレンジする場合でも、スケジュール管理経験や顧客のデータ分析経験などは、コンサルにおいても十分にアピールポイントとすることができました。
まとめ
以上のようにキャリアの棚卸を行い、2つのステップをしっかりと踏めば、職務経歴書はある程度書けますし、面接でも自分が伝えたいことを伝えられると思います。
まれに趣味や学生時代のことなども聞かれますが、学生時代に一度就職活動を経験している人なら問題ではないでしょう。
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